我慢できなかったんだ。
分かっているのだ。まだまだ混むなんてこと。
でも、我慢できなかったんだよ。
食べたかったんだ。「初代けいすけ」のカレーラーメン。
気が付いたら、菊坂下から落第横丁を抜け、東大前へ。
道には学生とサラリーマンが溢れ、同じ方向へ向かっています。
だめだこりゃ。今日は最初から諦め気味です。
また他の店行けばいいや、という気楽な姿勢。
そんな感じでいると、奇跡は起こるものです。
前に見える「初代けいすけ」には、行列がありません。
ラッキー!喜び勇んで店に入ろうとすると、
すぐ前にいたカップルに、タッチの差で店に入られました。
まあ、ふたりくらいいいや、とその時は思ったのですが、
この「ふたりくらい」が、あとで嫌な緊張感を呼ぶことになろうとは。
中にも数人並んでいるようですが、入れました。
私の前には5人。でも、もうすぐ食べ終わる人も多いです。
その人数は、5人・・・。ダメじゃん!俺だけ待つじゃん!
仕方なく、次の人たちが食べ終わるのを待ちます。
私の目の前で食べているサラリーマン、カレーラーメンです。
正式には、「ブラックカリーラーメン」。
じっくり観察します。じーっ。う、うむむむ。気になる。気になるぞ。
箸の持ち方がおかしい。
いわゆる握り箸とも違う、変な持ち方なのだ。
さらに変なのは、どう考えても麺など掴めなさそうな握り方なのに、
普通の握り方と同じスピード感で掴み、口に運んでいる。
いくら見てもよく分からない。マジックだ。
あ、そんなの見ているうちに時間が過ぎている。
箸男は大盛りの麺が空に、と思ったらご飯が手つかずだった。
これから汁の残りでご飯を食べるのかぁ。
午後の仕事が始まる前に帰れるのでしょうか。危険です。
座れたのは12時半近く。ぎりぎりです。
注文したのはブラックカリーラーメン、大盛り。普通も大盛りも¥790。
時間を考えると普通盛りにしておけば、と後悔。
ひとつ気になっているのは、カレーラーメンの登場により、
通常のラーメン作って、続いてカレーラーメン、という具合になって
回転が遅くなるのではないか、ということ。
食券を持った接客係の声が後に飛びます。
「大3つ、ひとつブラック」
ん、大丈夫なのか?「ブラック」は私の注文らしい。
でも、この頼み方では、私のが後になりそうではないか。
作るのは別々ではないのか?同時に出来るのか?
ぱっと見、スープと野菜等を炒める中華鍋はひとつしかないが。
でも、私の注文と他の人のが出てきたのは、だいたい同時だった。
どうやってるのだろう。どれもベースは同じで、
カレーは丼にカレーダレを入れて、混ぜている?
私は左隅に座ってしまったので、そのへん確認できませんでした。
知ってる人がいたら教えて下さい。
さて、念願のラーメンの味は。
スープは、それほどカレーが強烈に利いているわけではない。
ベースのみそ味に軽くカレー、という感じ。
これは辛口のみそ(正式名忘れた)の印象と同じ。
いや、辛口のほうは最初、注文間違えられたかと思うほど、違いが分からず。
それよりはカレーを感じるが、でも大きな違いは感じない。
もともとがスパイシーなので、辛みやカレーが大きなインパクトを残せない。
旨いことは旨いのだが、その点ちょっと損だ。
これだけの違いで¥100程度高いのがやや不当に思えてしまう。
旨いもん食べておいて酷いとは思うが、感じたものはしょうがない。
そして、麺。ややウェーブのかかった平打ち麺。見覚えがある。
マルちゃんのカレーうどんだ!
別にこれは「初代けいすけ」がマネしたのではなくて、
どちらもカレーに合う麺を研究した結果辿り着いたのだろうが、
ちょっと面白かった。
スープにしても麺にしても酷い書きようですが、旨いですから。本当に。
ただ、あまりに時間の余裕がなくて、じっくりと味わえませんでした。
店を出たのが12時45分過ぎ。ダッシュで帰社するのは免れました。
けど、これは危険すぎるなぁ。
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