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2006年8月26日 (土)

ブログを更新しなかったのは、やっぱり二郎のせいです

しばらくほったらかしでしたが、

理由はあるような、ないような。

GW直前のことなんですが、二郎の神保町店に行きまして、

そこで、ある行動に出ました。

「小、麺少なめでお願いします」

このひとことを言うために、どれだけ煩悶したことでしょう。

私、二郎歴はもう20年以上になります。

通っていた高校が三田本店の近くだったものですから。

はじめて食したときの衝撃は忘れられません。

今でこそ、多種多様なラーメンが世間を賑わしていますが、

当時私が口にしていたのは、正統派のしょうゆラーメンだけ。

味噌ラーメンも「サッポロ一番」しか知りません、という状態。

そんなところに、あれですよ。全身に稲妻が走りました。

気がついたら毎日のように食べ続けていました。

当時は小ぶたでも200円台。高校生の少ない小遣いでも大丈夫。

行列は、当時からけっこうなもので、30分並ぶのは当たり前。

昼休みに行くと、午後の授業に間に合わないこともしばしば。

おかげで、成績はボロボロでした(笑)。

それからしばらくして、私は荻窪でアルバイトをすることになりました。

当時、荻窪といえば、「愛川欽也の探検レストラン」というテレビ番組(懐かしい!)で

とりあげられたこともあり、ラーメン好きの間では「聖地」のような扱いでした。

これまで、ほぼ二郎オンリーの経験しかない私、初めて聖地のラーメンを味わいます。

「ん?」なんか変です。いえ、別にまずいわけじゃないんです。悪くないです。

でも、あのとき二郎から受けたような衝撃がありません。

当時の二郎といえば、知る人ぞ知るという位置づけのラーメンだったわけで、

それと比べれば、荻窪のラーメンは雲の上の存在だと勝手に思ってたわけです。

ところが、思ったほどじゃない。

まあ、後々「春木屋」のラーメンを再食したときは、うまいなぁ、と思ったんですが

当時の私としては、なんだか物足りなかった。

すると、世間のうまい・まずいという評価も信用できない。

これは、自分の目と舌で実際に確かめるしかない。

ここから私のラーメン漬けが始まりました。

本当に、いろんなラーメンを食べました。

とってもおいしいラーメンがありました。

でも、やっぱり二郎。平日に休みが取れたら、足は三田へ。

しかし、困ったことが起こりました。

歳を取るにつれて、だんだんと完食するのが厳しくなってきたのです。

元々小食だし、大を食することは殆どなかったのですが、

小ならば問題なくこなせていたのに、30を過ぎたところで怪しくなってきました。

後半はグロッキー状態。

そんな日の帰り道は、とても悲しくなります。

友人と久しぶりに会って、向こうは昔のまま変わらずにいるのに、

自分だけ社会の嫌な色に染まってくすんでいるのを強く感じてしまった、

そんな感じの失望があります。

で、どうやら最近は「麺少なめ」という注文がOKらしい、と風の噂に聞きました。

私も少なめでいこうか、そう思いながら、

これまで二郎と長い付き合いをしてきたというプライドが、それを許さず。

普通サイズを注文し、撃沈。

別系列の店の「二郎風」は少なめ許せるんですけどねぇ。微妙なところです。

こんな状態のまま数年が過ぎました。

そして今年のGW前。

そのとき、どうして決意を実行に移せたのか、よく覚えてません。

でも、今まで頑なに守り続けてきたものを崩すというのは、

ある種のカタルシスがあるのだなぁ、と感じました。

久々に最後まで快適に食べられたというのもあるのだろうけど。

ということで、二郎における「麺少なめ」コールを済ませたら、

なんだか気が抜けてしまったのですよ。

肩の荷が下りたというか。

人によってはバカじゃないの、と思うかもしれないですけど、

私にとっては人生の一大事だったのですよ。

意外と自分の中のある種のパワーを使い果たしていたのですよ。

というわけで、ブログもご無沙汰してました。

最近、パワーが回復してきたように思います。

なので、また徐々に書いていこうと思います。

さて、神保町での「麺少なめ」コールは果たしたものの、

三田は行く機会がなく、まだ「麺少なめ」言えてません。

そのときは、様々な思い出が走馬燈のように頭をよぎって、

おやじさんの顔をまともに見れないような気がします。

でも、近いうちに行ってみます。心の中で「ごめんなさい」とつぶやきながら、

「麺少なめ」をコールすることにします。

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