2005年12月23日 (金)

ナンシー関の不在

「ほとばしる副作用」(辛酸なめ子 著)を読む。

前半の芸能ネタを読むにつけ、思わずにはいられなかった。

「その切り口でいくわけ?」「見方がずれてない?」そして最後に

「ナンシー関なら、このネタをどう料理しただろうか・・・」

ナンシー関は、いない。

なぜだ。どういうことだ。

あれだけの名文を残す、ということは、

命の中の何かを使い果たしてしまう、ということなのか。

ということは、リリー・フランキーも長くはないのか。

し、死なないよね? 大丈夫だよね?

いかんいかん、話を元に戻す。

この本、後半の別ネタになると、屈折女の歪んだ拘りが

しっかり伝わってきて、まあまあ楽しめた。

ナンシー関と比べるのは、かわいそうってもんだ。

だが、芸能ネタ書いている以上、比べずにはいられない。

本人も多少は意識して、「あんなふうに書きたい」と思って書いていないか。

そう思ったところで終わっている。

あそこには、誰も行けない。

違う頂上を目指すしかないのである。

リリー・フランキーのみが、そこにいる。

死なないよね?

ほとばしる副作用 Book ほとばしる副作用

著者:辛酸 なめ子
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